臨床栄養学臨地実習は、臨床現場における栄養ケアマネジメントシステムを理解し、傷病者の病態や栄養状態に応じた適切な栄養管理・栄養指導の方法について実践的に学ぶことを目的としている。臨床栄養学臨地実習の前後に学生の自己評価による学習課題達成度について調査したところ、臨地実習後には栄養部門やNSTの役割と組織および栄養アセスメントや栄養指導の具体的な手法についての理解が深まっていた。一方、臨地実習前の学内教育では、栄養補給法に関する基礎的な教育および栄養ケアの目標設定や報告書作成等の栄養管理に関する総合的な教育の必要性が示唆された。