保健医療福祉分野における多職種協働を担う人材を育成するために、2005年より山口県立大学看護学科、栄養学科、社会福祉学科の3学科の教員が協力して学科横断型授業「ヒューマンケアチームアプローチ演習」を開講してきた。グループ活動によるアクティブラーニングを中心にした試行的モデル授業の開講を経て2008年より単位化し、2010年からは看護学科と栄養学科において必修化した。授業設計にインシデント・プロセス法を導入するなど事例と授業運営の改善を積み重ねることにより、自己評価による学修到達度が向上した。また、学生によるプレゼンテーションの相互評価にルーブリック評価を導入することにより、評価の精度が向上した。