学生寮で同じ食事を摂取する女子学生72名を対象とし、排便状況、便秘予防行動と生活習慣に関する無記名質問紙調査を実施した。有効回答数38人を、まず医学的便秘群18人と医学的非便秘群20人に分けて比較すると、両群の間で、便秘予防行動や生活習慣の有意な差を認めなかった。しかしながら、主観的便秘群20人と主観的非便秘群18人に分けて比較したところ、主観的便秘群の方が便秘予防目的の摂取行動(例えばヨーグルト・発酵乳の摂取)が多い傾向にあった。これらの結果から、便秘予防行動は、医学的便秘の有無よりも対象者自身が便秘と認識することによって左右されることが示唆された。
A questionnaire survey about constipation, preventive behavior to constipation and life habits was conducted among 72 female students, who lived in the same university dormitory and were taking the same meals on weekdays. The 38 subjects with valid responses were divided into two groups of
便秘
生活習慣
便秘予防行動
女子大学生
Constipation
preventive behavior to constipation
life habits
female university students