山口県立大学学術情報

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山口県立大学学術情報 Volume 9
published_at 2016-03-31

A food and nutrition education initiative, which through grocery shopping, cooking and meal sharing can become an opportunity to raise people’s interests on food

買い物・調理・共食を通して食に興味・関心を抱くきっかけを作る食育の取り組み
Shigeta Mayumi
fulltext
4.5 MB
16.nursing_KATO.pdf
Descriptions
本研究は、コープやまぐちと連携して、小学校1・2年生15名を対象に、子ども達が自ら買い物・調理し、共食することを通して、食への興味・関心を抱くきっかけとなる食育体験プログラムを作成・実施し、評価することを目的とした。プログラムは、オリジナルキャラクターであるゴハンジャーが進行を務め、子ども達の緊張をほぐすためアイスブレイクを行った後、食事作りに必要な食材を子ども達自身が分量や予算を考えながらスーパーマーケット店内にて購入後、調理し、みんなで食事をした。最後に、一日の活動で体験したことや感じたことを振り返った。参加した子ども達へアンケート調査を行った結果、活動後の子ども達へのアンケート調査では、また買いものに行ってみたいですかという質問に対し93.3%、またおうちでクレープを作ってみたいですかという質問に対し100%が「はい」と回答した。また、ふりかえりシートにおいて「仲間と買い物をしているところ」、「作った料理」、「たくさんの椅子が並んだ食卓」などの絵や文章を描いている子どもが観察された。これらの事から、このプログラムに参加することにより、買い物・調理・共食を通して子ども達が楽しみながら食に興味・関心を抱くきっかけを作ることができたと示唆された。
Creator Keywords
食育体験プログラム
買い物
調理
共食
food and nutrition education
grocery shopping
cooking
meal sharing