活動という言葉が社会的に意味をもって幅広く使用されている今日、子どもの実態や姿、また子どもの論理を活動という視点でとらえ、子どもを理解し育てることが求められている。算数的活動はその意義と必要性が一層重視され、各学年・領域において具体的に位置づけられている。そこで、活動の背景やその意義と必要性及び分類などを解説するとともに、授業の具体を通して活動により生じる子どもの方法の多様性や解の多様性及び算数的な表現・説明による学びの質を考察・追及する。そして、これから求められる算数的活動の在り方について子どもの視点から提起する。