日本文学研究

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日本文学研究 Volume 45
published_at 2010-01-31

第二次「四季」にとって中原中也の存在意義とは何だったか :「四季」における中原中也、中原中也における「四季」(3)

第二次「四季」にとって中原中也の存在意義とは何だったか :「四季」における中原中也、中原中也における「四季」(3)
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4.41 MB
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中原中也の詩は「四季派」よりも「歴程派」に属している。しかし、「歴程」の特徴に通じるような作品を、中原は第二次「四季」にも発表していた。そこには、「四季」における中原の異質さが端的に示されているだろう。「四季」において中原は異質な存在だった。その異質さゆえに、中原の詩は「四季」同人たちからしばしば批判された。もしあるとすれば、そこにこそ第二次「四季」にとっての中原の存在意義をみることができるのではないか。
Creator Keywords
中原中也
第二次「四季」
「歴程」