日本文学研究

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日本文学研究 Volume 45
published_at 2010-01-31

中国の詩人とトポフィリア : 陪都の文学

中国の詩人とトポフィリア : 陪都の文学
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4.9 MB
BGN0045000004.pdf
Descriptions
 「トポフィリア」とは、イーフ・トゥアン(段義孚)が提唱した概念で、詩人と土地・環境との情緒的な結びつき(場所愛)を意味する。中国では特に「陪都」で生活した詩人においてこれが顕著に見られる。本稿は六朝期の詩人王羲之と謝霊運を例に挙げ、彼らの陪都における創作が、居住地に対するトポフィリアを含みつつ、それが首都の朝廷に対する自己主張の側面を持つことを論じるものである。
Creator Keywords
トポフィリア
王羲之
謝霊運
陪都