看護学実習において、実習環境としての人的環境は学生の実習に様々な影響を与える。本学の4年次生42名を対象に領域別実習の前後で、実習での人的環境をどのように認識しているのか、また人的環境の認識と実習の満足度、深度との関連を調査した。 今回の調査では、独自の質問紙を作成し、実習環境としての人的環境をグループメンバー、看護スタッフ、教員の3者に分けて、学生自身がどのように認識しているかを明らかにした。その結果、グループメンバーについては<指導>的役割、<支持>的役割、<モデル>役割がバランス良く認識されて