日本文学研究

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日本文学研究 Volume 50
published_at 2015-01-31

『源氏物語』紫の上他界場面教材化への一視点 : 「消えゆく露」表現に着目して

『源氏物語』紫の上他界場面教材化への一視点 : 「消えゆく露」表現に着目して
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『源氏物語』御法巻における紫の上他界場面の教材化にあたって、「消えゆく露」という表現が、きわめて選ばれた特異な表現であることを確認した。涙やはかなさの象徴としての「露」表現の普遍性は認めつつも、若菜下巻の紫の上の和歌や、若紫巻の尼君の和歌など物語内の連想の共鳴に支えられて固有の表現に結実していることを論じた。
Creator Keywords
『源氏物語』
紫の上
他界場面
国語科教材研究