看護職における職業性ストレス、生活習慣と精神的不健康の関連性を検討するために総合病院の看護職946名を対象に質問紙調査を行い、854名から回答を得た。職業性ストレスでは、交替勤務者で「仕事量の多さ」と「仕事の疲れがとれない」が、常日勤務者で「自己の能力が発揮できない」が、それぞれ有意に高かった。交替勤務者で長時間労働者が多くみられた。抑うつ状態者は、交替勤務者に多くみられ、年代的には20歳代に多く見られた。生活習慣では、喫煙者が交替勤務者に多く、運動頻度では中年の常日勤務者に運動頻度が高い傾向がみられた。