パワーフロードプラ法(PF)により未熟児・新生児の頭蓋内循環動態の詳細な検討が可能である。PFを用いると細い血管や低流速の血流の抽出が可能で、レンズ核線条体動脈(LSA)を明瞭に抽出できた。パルスドプラ法(PD)の併用により、LSAの非常に安定した循環動脈を証明した。PFは超音波ビームと直交する血管も抽出できる。経大泉門的冠状断面で左右の中大脳動脈を明瞭に抽出でき、各種病態での左右差を検討できた。超音波画像の4次元表示(1心拍分の3次画像の動画表示)を用いると頭蓋内血管の拍動を視覚化でき、全く新しい循環