代表的なNeoMarxianであるBhaduri&Marglin(1990)の標準的Kaleckianモデル批判(利潤圧縮)に対し,標準的KaleckianであるLavoie(1992)は,実質賃金率と利潤率,蓄積率との関係が「投資の能力利用度に対する反応係数(gu)」,「投資の利潤に対する反応係数(gr)」,「貯蓄性(sp)」の相対的な大きさに依存し,成長レジームが「賃金主導型成長レジーム(停滞論協調レジーム)」および「利潤主導型成長レジーム(停滞論コンフリクトレジーム,高揚論レジーム)」の(以下、略)