梅光学院大学論集

PISSN : 2436-7575

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梅光学院大学論集 Volume 57
published_at 2024-03-31

A Study on the Enlightenment of Fujii Ransai and Nakamura Tekisai : Focused on Their Efforts in Women’s Indoctrination

藤井懶斎と中村惕斎の啓蒙教化をめぐる試論 ―― 女性教訓への取組を中心に ――
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Descriptions
藤井懶斎(1628 ~ 1709)と中村惕斎(1629 ~ 1702)は、江戸前期を舞台に活躍した儒者で、家庭・家族における女性の役割を重要視し、女性の啓蒙教化に取り組んでいた点で共通している。しかしながら、両者が必ずしも同様の思想に基づき同様の行動を
取り女性向けの儒教的・倫理的な教訓を実行したとは限らない。本稿は、懶斎と惕斎の女性教化への取組を中心に比較検討を行い、両者の異同を明らかにすることを目的とする。
Creator Keywords
蔵笥百首
比売鑑
実学
教化
女訓書