2011年度より今まで小学校でしてきた外国語活動(英語)が正式に教科化されることになっている。そのための準備として2009年度及び2010年度において現場教員に対して約30時間の研修時間が義務付けられている。本論文ではこのような研修において外国語としての英語教育(TESOL)の専門家の係り方及び役割について野中氏、富山氏と今野氏(2000)らが提案されたSECIやSchon氏(1987、1983)が提案されたRefl ection-in-Actionに照らし合わせ、検討したものである。TESOLの専門家が現場職員の研修に係る際の課題及び注意点を具体的に指摘し、このような研修をもっと有効かつ効果的に図るための提案もしている。