成人看護学実習における看護技術の実施状況を把握し、今後の教育上の課題を明らかにすることを目的に看護技術経験の調査を行った。3年生40名を対象とし、成人看護学実習終了後に調査を行った。受け持ち患者での経験のうち、日常生活の援助技術の実施割合については、環境調整技術、食事援助技術、清潔・衣生活援助で高い傾向がみられた。侵襲を伴う治療処置や検査介助、救命救急処置の実施割合については、バイタルサインの測定および測定結果の判断と記録報告、症状・病態の観察および観察結果の判断と記録報告で高く、見学した割合は、