JSL児童生徒が「取り出し」でなく、在籍学級で授業を受けることが多い理科の学習のために日本語レベルを把握するアセスメントを作成した。 幼少期を日本で過ごしていないJSL 児童生徒の場合、当然知っているだろうと思わ れてしまいがちな語彙が分からないまま授業を受けていることがある。本稿で取り上げる理科もその一つである。理科の教科書の中にある「これくらいは知っているだろう」と思う語彙についてチェックをすることで、在籍学級での学習がスムーズになるのではないかと考える。 本研究は下関地域における外国にルーツを持つ児童生徒への日本語支援の必要性と日本語支援のシステム整備活動の一環(2016 年度から継続)として行った。