発行年2020 - 2024
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トポロジカル参照系の研究
山口県立大学学術情報 15 巻
系の環状構造によるエネルギー的な安定化によって定義される芳香族性の概念は,分子の性質や反応機構の解釈に使われてきた.エネルギー的な安定化の有無の判断には仮想的な参照系が基準としてしばしば用いられるが,非局在化や共鳴の概念で用いられる参照系とは異なり,芳香族性の定義に用いられる参照系は可視化ができる例が知られていない.芳香族性の定義に用いられる参照系が可視化できれば,電子分布に対する環状構造の影響を議論することが可能になり,芳香族性に基づく反応機構の解釈を,より有意義なものにすることができると期待できる.我々の開発したトポロジカル参照系の方法は,エネルギー論的な芳香族性を定義する指数として優れた性質を持つトポロジカル共鳴エネルギーの参照系を可視化した物であり,これによって,環状π電子共役系の化学反応性に対する環状構造の影響や化学反応の選択性に及ぼす遷移状態の環状構造の影響を系統的に解析することが可能になった.
作成者 : 大前 貴之 発行日 : 2022-03-31
本研究は、新型コロナ感染症で小児看護学実習を行った学生の技術の経験・習得状況を明らかにすることを目的として研究を行った。2021年度に小児看護学実習を実施した学生のうち本研究への協力を同意した者48名の実習終了時に提出する「小児看護技術経験表」を研究対象とし、「小児看護技術経験表」の経験結果に記載された経験レベルの自己評価を単純集計し分析した。 その結果、108項目のうち、指導監視下あるいは単独で実施できたと回答した学生の割合が9割以上であった項目は19項目で、2017年度の結果の23項目より減少していた。新型コロナ感染症での実習においても指導監視下あるいは単独で実施できたと回答した学生の割合が9割以上であった項目においては、限られた患児や家族との関わる機会をより良いものにするよう、学生の事前の準備への意識も高くなっていた可能性があることが示唆された。 今回と2017年度との実習と比較して経験に違いがある項目については、新型コロナ感染症での実習における状況や経験の変化、関わる児や家族の状況の変化にも影響を受けている可能性があることを示唆された。
作成者 : 小迫 幸恵 | 空田 朋子 発行日 : 2022-03-31
本学栄養学科の食育系課外活動の一つである食育プログラム開発チーム食育戦隊ゴハンジャーが食育活動で使用している「はてなボックス」は、食べ物が入っている箱の中に手を入れ、触った感覚だけで何の食べ物かを当ててもらう教材であり、自身の感覚で食べ物の特徴を発見し、触った特徴が食べ物によって異なることを学ぶことで食べ物に興味・関心を持つきっかけをつくることを目的としている。しかし、これまで対象年齢や効果について、十分な検討を行っていなかった。そこで、本研究では、「はてなボックス」を用いた食育活動がどの年齢区分に有効であるか、また、食べ物に興味・関心を持つきっかけをつくることができるものであるか評価することを目的とした。  対象は、不特定多数の子どもが参加するコープやまぐち主催のコープ生協まつりにおいて、本チームが行う食育体験ブースに参加した303名(有効回答率96.2%)とした。「はてなボックス」の中に入れる野菜は、20種類とし、1人につき5種類に取り組んでもらった。評価にはワークシート型のアンケート調査の結果を用いた。  全対象者において正解率は、ピーマン(90.2%)、ブロッコリー(86.7%)、きゅうり(85.1%)の順で高く、さやえんどう(2.0%)、カリフラワー(2.0%)、れんこん(3.3%)の順で低かった。また、なす、にんにく、そらまめ等の多くの野菜において、年齢区分が上がると、正解率が顕著に上昇した。なお、この活動はどうだったか問う項目に対し、297名(98.0%)が「たのしかった」と回答した。さらに、野菜を触った感想等についての自由記述欄には、未就学児では「細い」「長い」等の単語で表現する記述、小学生では状態の程度を表す言葉や触った形を別の物に例えて表現する記述等がみられた。  以上のことより、「はてなボックス」の中に入れる野菜や対象年齢により、正解率や野菜を触った感想が大きく異なることがわかり、対象年齢に応じて野菜の選択を工夫することで幅広い年代の子どもに効果的な食育を行うことができると推察された。さらに98.0%の子どもがこの活動について楽しかったと回答したことや自由記述の内容から、「はてなボックス」を用いた食育活動は楽しみながら食べ物に興味・関心を持つきっかけをつくることができたと推察された。
作成者 : 新谷 華世 | 兼安 真弓 | 園田 純子 | 乃木 章子 | 加藤 元士 発行日 : 2022-03-31
本研究では、三色食品群を題材とした食育教材を用いて、元気に過ごすためには色々な食べ物をバランスよく食べることが大切であると学び、「食べ物に興味・関心をもつきっかけをつくること」「日頃の食生活に繋げるきっかけをつくること」を目標とする食育プログラムを開発・実施し、その有用性を検討することを目的とした。 N小学校の児童41人(1年生19人・2年生22人)を対象とした。朝の学級活動の時間を用いた4日連続の食育プログラムを担任教員のもとで実施した。食育プログラムは、楽しみながら児童が上記目標を達成できるよう、三色食品群を題材とした既存の絵本を基に動画とワークブックを作成することで、児童が3つの教材を関連させながら取り組めるようにした。さらに、実施マニュアルを作成することで、食を専門としない教員であっても負担なく実施できるようにした。評価は、児童が記述したワークブックおよびアンケート調査結果を用いた。 その結果、「動画を見てどうでしたか」「ワークブックに挑戦してどうでしたか」という質問に対し、「楽しかった」と回答した児童はいずれも40人(97.6%)であった。さらに、「絵本を読んでどうでしたか」という質問に対し「楽しかった」、「赤・黄・緑の三色の食べ物についてもっと知りたいですか」という質問に対し「知りたい」、「三色の食べ物がそろった食事をとりたいですか」という質問に対し「とりたい」、「ゴハンジャーに会いたいですか」という質問に対し「会いたい」と41人すべての児童がそれぞれ回答した。 以上のことから、絵本・動画・ワークブックの食育教材を用いた食育プログラムは、児童が楽しみながら食べ物に興味・関心をもち、自身の日頃の食生活に繋げるきっかけをつくることができるものであると推察された。
作成者 : 加藤 元士 | 坂本 萌 | 新谷 華世 | 兼安 真弓 | 園田 純子 | 乃木 章子 | 田中 マキ子 発行日 : 2022-03-31
疫学研究におけるリアルワールドデータ
山口県立大学学術情報 15 巻
情報通信技術の発展により、大量のデータ、いわゆるビッグデータが容易に集まるようになり、加えてコンピューターの計算パワーが飛躍的に向上したことで、大量のデータを現実的な時間で解析できるようになった。日常の臨床現場で記録され蓄積されている患者データの総称といわれるリアルワールドデータを疫学研究に利用することで、桁外れのサンプル数の妥当性の高い解析が低コストで可能となる。ビッグでオープンなデータに触れる機会として始めた、本学公衆衛生学研究室および栄養教育研究室での取り組みを紹介する。
作成者 : 増成 直美 | 水津 久美子 | 畔津 忠博 発行日 : 2022-03-31
昆虫食材の嗜好性改善に関する研究
山口県立大学学術情報 15 巻
世界的な人口爆発、食糧危機、環境問題に対する対策の一つとして食用昆虫の利用が挙げられる。しかし、昆虫食材は特有な風味を持つことが多く、昆虫食が一般化するためには障壁がある。そこで、昆虫食材が持つ嗜好的な特徴を明らかにすることを目的として分析を行った。バッタ類およびコオロギ類の粉末について味とにおいを調べたところ、昆虫の種類によって特徴に違いがみられた。さらに、昆虫粉末を利用したクッキーを作製する際にフレーバーを添加することで嗜好性を高めることを試みた。その結果、各種フレーバーを添加することでクッキーの嗜好性評価を高めることが可能であった。
作成者 : 大野 正博 | 池見 綾香 | 井上 光夏 発行日 : 2022-03-31
全国約2,000万人分の特定健康診査データが掲載されているレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)のオープンデータ等のリアルワールドデータを活用して、健康寿命と生活習慣、その他の要因との関連を明らかにすることを目的とした。 男性では、空腹時血糖126㎎/dL以上、財政力指数が健康寿命と負の相関を示し、スポーツ行動率、趣味行動率が健康寿命と正の相関を示した。女性の健康寿命では、空腹時血糖126㎎/dL以上、喫煙習慣ありが負の相関を示した。
作成者 : 濵口 裕太 | 畔津 忠博 | 寺田 亜希 | 水津 久美子 | 増成 直美 発行日 : 2022-03-31
レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)のオープンデータを活用して、全死因および悪性新生物による死亡率と生活習慣、その他の要因との関連を明らかにすることを目的として、わが国および山口県の健康課題を管理栄養士の視点から検討した。 男性では「空腹時血糖値110mg/dL以上」、「収縮期血圧140mmHg以上」、「飲酒日の2合以上の飲酒」と全死因の死亡率が関連を示し、「お酒を飲む頻度が毎日」、「飲酒日の2合以上の飲酒」と悪性新生物による死亡率が関連を示した。また女性では「拡張期血圧90mmHg以上」、「喫煙習慣あり」、「1年間で体重の増減が±3kg以上」と全死因の死亡率が関連を示し、「喫煙習慣あり」と悪性新生物による死亡率が関連を示した。
作成者 : 兼重 美沙季 | 畔津 忠博 | 水津 久美子 | 寺田 亜希 | 増成 直美 発行日 : 2022-03-31
本研究は、障害者虐待について、2015年度から2019年度までの『「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果報告書』における「障害者福祉施設従事者等による障害者虐待」について考察する中で、知的障害や知的障害と自閉症スペクトラム障害のある人々にとっての、これらの報告が示す障害者虐待の現状と課題について検討した。 その結果、知的障害のある人に虐待の集中が起こっており、障害支援区分の高い人、行動障害(報告書における用語)のある人に虐待の発生が高まってきていることが明らかとなった。
作成者 : 勝井 陽子 発行日 : 2022-03-31
本稿は、山口県内の生活保護ケースワーカーの週間業務日誌を分析し、生活保護法及び社会福祉法に規定された業務と比較検討を行うことで、その実態を明らかにするものである。生活保護ケースワーカーは、細分化すると21項目にも及ぶ内容の業務を遂行している。この業務内容を社会福祉法に規定されている生活保護ケースワーカー(現業員)の事務4項目に分類したところ、それぞれ「面接」44.6%、「調査」24.5%、「判断」47.9%、「指導」1%(重複計上あり)を占めていた。このことから、生活保護ケースワーカーは、生活保護の適正実施の根拠となる「調査」を目的として、被保護者及びその関係者と「面接」し、生活保護の可否を「判断」し、状況に応じて「指導」を行っていることが明らかとなった。また、それぞれの占める割合から、不正受給等に対する「指導」的業務はわずかであり、生活保護ケースワーカーは、被保護者との「面接」を基本としつつ、「調査」から得られた情報を根拠に国民の生存権の具現化である生活保護実施の可否を決定するという高度な「判断」を要する責任の重い業務を担っているといえる。  さらに、生活保護ケースワーカーの業務遂行にあたっての裁量は、最低生活の保障に関しては、法定受託事務であり「法適用の裁量」の余地はないものの、自立の助長に関しては、福祉事務所の実態に合わせた自立支援プログラムを実施していることなどから裁量を有していることを明らかにした。また、「エネルギー振り分けの裁量」に関しては、開始及び変更の申請があった場合には、決定までの時間的制約があることから裁量の余地はないものの、継続世帯への訪問については、年間及び月間予定を立てたうえで計画的に実施していることから生活保護ケースワーカーに裁量が与えられていることを明らかにした。
作成者 : 内田 充範 発行日 : 2022-03-31
近年、先天盲ろう児や重度・重複障害児とのコミュニケーションにおいて共創コミュニケーション・アプローチの重要性がしばしば指摘されている。本稿では、あるCHARGE症候群児と養育者におけるコミュニケーションのエピソードを記述し、共創コミュニケーションの概念を構成するコンタクト、叙述的コミュニケーション、コミュニケーションの多層性と情動の役割といった観点から解釈を行った。 その際に、心理学におけるロマンティック・サイエンスの考えを踏まえながらエピソードの記述を行った。エピソードを検討した結果、医学的な検査結果にのみ基づいた限定的な働きかけではなく、実際のコミュニケーション場面における先天盲ろう児の様々なサインや身体的反応を基盤にした広がりのある働きかけが共創コミュニケーション・アプローチには重要であることが示唆された。
作成者 : 藤田 久美 | 永瀬 開 発行日 : 2022-03-31
最終講義2021年 建築学から社会福祉学へ
山口県立大学学術情報 15 巻
作成者 : 前田 哲男 発行日 : 2022-03-31
作成者 : 草平 武志 発行日 : 2022-03-31
草平武志教授への送別の辞
山口県立大学学術情報 15 巻
作成者 : 長谷川 真司 発行日 : 2022-03-31
作成者 : 加登田 惠子 発行日 : 2022-03-31
加登田惠子学長への「送別の辞」
山口県立大学学術情報 15 巻
作成者 : 横山 正博 発行日 : 2022-03-31
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作成者 : 小橋 圭介 発行日 : 2022-03-31
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作成者 : 加藤 禎行 発行日 : 2022-03-31
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作成者 : 古別府 ひづる 発行日 : 2022-03-31
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