近年、学校における個に応じた栄養相談の必要性が高まっている。平成15年度より山口県内某高等学校の協力を得て肥満傾向のある男子生徒を対象に肥満予防を中心とした栄養教育が行われてきた。その結果、生徒に生活習慣の変化が複数見られたものの、実践へ繋げることは難しく、今後更なる継続への支援を行うことが課題とされた。また、学校で行う個別相談は教員からの呼びかけによる参加であるため、(1)健康への意識が低い生徒へのアプローチ方法や、(2)相談時間の確保が困難な状況であること、(3)相談者との信頼関係を築くこ(以下、略)