近年、医療・保健専門職による医学生に対する生命倫理学教育の必要性が重視されたきている。この教育には担当者の知識や経験をふまえた学際的な交流が必要とされる。医療の場の全体で、医師は指導的役割を果たしているが、医学教育では患者の診断と治療の知識や技術を重要視している。一方、看護者は医療チームのメンバーと協力して人権を守る支援、強力、ケアリングなどを基礎としながら、患者の日常の療養生活の援助と診断の補助を行っている。医師と看護者のこの役割や考え方の違いを、医学生に対する生命倫理学教育に取り入れることによって、