キーワードself-compassion
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大学生におけるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の過度な使用はメンタルヘルスに多大な悪影響を及ぼすことが知られている。本研究では、そのメンタルヘルス対策のためにセルフ・コンパッションに着目し、大学生のSNS依存とセルフ・コンパッションの関連を明らかにするために、大学生を対象としてオンラインアンケート調査を実施し、得られた146件の回答を分析対象とした。その結果、大学生のSNS依存とセルフ・コンパッションの間に有意な負の関連があることが明らかになった。また、下位尺度の「自己批判」「孤独感」「過剰同一化」についても、SNS依存との間に有意な関連が認められた。これらの結果から、セルフ・コンパッションを高める教育がSNS依存に起因するメンタルヘルス悪化を軽減する一助となる可能性が示唆された。
作成者 : 古賀 和代 | 尚 雪晴 | 多嶋田 浩一 | 松永 佳世子 | 李 孜康 | 脇 雅美 | 長谷川 真司 | 丹 佳子 | 徳田 和央 | 水藤 昌彦 | 吉村 耕一 発行日 : 2025-03-31
臨地実習において、看護師や教員といった実習指導者の態度は、看護学生の学習に影響を与えるため重要である。また、看護学生は看護を行う対象者(患者、家族などといった看護の対象)との関係づくりや看護実践を通して多くのことを学んでいる。そうした看護師や教員といった実習指導者や看護の対象の態度が、次の実習にむけた看護学生の自信や意欲につながると考えられる。その一端を明らかにするために、本研究では、看護学生が、今現在の自分自身を受け入れ、やさしい気持ちを向けるセルフ・コンパッション、これまでの実習や演習等において実習指導者や看護の対象からほめられた経験、ほめられた経験に対する学生自身の受けとめ方としての心理的反応、および学生自身が設定した実習目標達成度が、次の臨地実習に向けた自信としての臨地実習効力感にいかに影響するかについて検討することとした。臨地実習効力感は、「対象の理解・援助効力感」、「友人との関係性の維持効力感」、「指導者との関係性の維持・学習姿勢効力感」から構成されている。重回帰分析の結果、「一生懸命に取り組んでいるとほめられた」「よく勉強しているとほめられた」といった、学生の行動について実習指導者や看護の対象からほめられた経験は「対象の理解・援助効力感」に影響していた。また、ほめられたことによって起きる「やる気になる」「うれしい」「自信がもてる」といった心理的反応は、「友人との関係性の維持効力感」に影響していた。さらに、セルフ・コンパッションと「行動についてほめられた経験」と「実習行動目標達成度」が「指導者との関係性の維持・学習姿勢効力感」に影響していた。このことより、看護学生は、実習指導者や看護の対象からポジティブフィードバックや言語的賞賛を与えられることは、実習行動目標の達成や、次回の臨地実習に向けた自己効力感に影響することが示された。 キーワード:看護学生、実習指導者の態度、セルフ・コンパッション、ほめられた経験、臨地実習自己効力感
作成者 : 佐々木 直美 | 倉満 志帆 | 滝川 陽夏里 | 藤村 穂乃佳 発行日 : 2024-03-31