高齢者における栄養不良は著しく、高齢社会が進行する現在、高齢者の栄養改善は重要課題である。そこで、機能性間食パンを開発することで、栄養改善を目指すことが有用と考えられた。しかし、高齢者がどの程度パンを摂取しているのか、あるいはパンに対してどのような意識を持っているのかは定かではない。そこで、アンケート調査による実態把握を行った結果、常用的には高齢者はパンを摂取する習慣を持つことや機能性パンへの要望が高いことが明らかになった。加えて、ドライマウス状態にある高齢者も多いが、機能性パンへの需要は高く、食感への