TAN Yoshiko
The Present Situation and Problems about Practicing Nursing Skills of ”Injection” and ”Drawing Blood” at Universities of Nursing in Japan
山口県立大学学術情報 Volume 2
Page 1-7
published_at 2009-03
Title
全国看護系大学の「注射・採血」の看護技術実施状況と本学基礎看護学の技術教育の課題
The Present Situation and Problems about Practicing Nursing Skills of ”Injection” and ”Drawing Blood” at Universities of Nursing in Japan
Source Identifiers
Creator Keywords
nursing skill
injection
blood drawing
全国の看護系大学のうち、平成18年度までに完成年度を迎えた120校を対象に、「皮下注射」「筋肉内注射」「静脈血採血」の看護技術に関する質問紙調査をおこない、51校から回答を得た。結果、卒業時の到達目標では、皮下注射は「モデル人形で実施できる」が37.3%で「学生間で実施できる」は15.7%、筋肉内注射は、「モデル人形で実施できる」が62.7%で「学生間で実施できる」が3.9%、静脈血採血は、「モデル人形で実施できる」が23.5%で「学生間で実施できる」が31.4%であった。3つの技術の到達目標を比較すると、「モデル人形で実施できる」技術で最も多かったのは筋肉内注射であり、「学生間で実施できる」は静脈内採血であった。静脈血採血の方法として、「注射器で実施している」大学は39.3%、「真空採血管で実施している」は11.8%、「両方をおこなっている」大学は45.1%であった。針刺し事故防止の工夫については、「物品の工夫や環境の整備」「リキャップ禁止」「針刺し事故防止の強調および意識付け」「少人数制で安全性を高める」「指導上の工夫で学生の技術力を高める」「学生への個別の配慮」「真空採血管を用いる」「保険加入や血液の処理方法の工夫」がされていることがわかった。
Languages
jpn
Resource Type
departmental bulletin paper
Publishers
山口県立大学学術情報編集委員会
Date Issued
2009-03
File Version
Version of Record
Access Rights
open access
Relations
[ISSN]1882-6393