コンテンツメニュー

HIROTSU Kimiko


Investigation on the service of bread to institutionalized elderly in Yamaguchi Prefecture

山口県立大学学術情報 Volume 3 Page 19-24
published_at 2010-03
Nur_04_HITOMI.pdf
[fulltext] 1.24 MB
Title
山口県内高齢者施設におけるパンの利用実態
Investigation on the service of bread to institutionalized elderly in Yamaguchi Prefecture
Creators Hitomi Eri
Creators Kawamura Hitomi
Creators Hirotsu Kimiko
Creators Tanaka Makiko
Source Identifiers
Creator Keywords
高齢者 パン Elderly Bread
 高齢者施設におけるパンの利用実態や、施設栄養士が望むパンの性情については未だ報告がないことから、本研究では、山口県下の高齢者施設におけるパンの利用実態の調査を行った。山口県下の高齢者施設のうち、福祉系施設では経費老人ホーム、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、医療系施設では介護老人保健施設の計197施設を対象とし、施設栄養士が回答する形式のアンケート調査を郵送法で実施した。調査期間は、福祉系施設では、2007年7月下旬から8月下旬、医療系施設では2007年11月とした。調査内容として、施設利用者の属性のほか、パンの提供状況や利用者の嗜好など20項目にについて調査し、回収率は50.3%であった。回答から、施設利用者へのパン提供頻度は高く、週3回以上提供する施設が60%を占めた。また、パンを提供する理由として、施設利用者の楽しみであるからという回答が60%と最も多く、施設利用者の満足度を向上させるためにパンが提供されていた。パンは朝食に提供されることが多く、主食しては食パンが、間食としては餡パンなどの甘いパンがよく提供されていた。大きさとしては、やや小さめがよく利用され、食感としては、柔らかくしっとりしたものが好まれていた。施設栄養士からの要望として、栄養バランスが確保できるような機能性を持ったパンへの要望が多く挙げられていた。以上のことを踏まえて、今後、高齢者に適した機能性パンの開発が望まれる。
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 山口県立大学学術情報編集委員会
Date Issued 2010-03
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]1882-6393