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昨今,校則の見直しの動きが加速するなかで,校則の内容や必要性を理解するためには,各校則の制定理由を理解し,子どもと学校が互いに納得していることが重要であると考える。本研究では「小学校の校則に複数の制定理由を想定し『校則の種類』や『個人特性』が校則の制定理由に対する納得の程度に与える影響を検討する」ことを目的する。これにより,校則に関する学校の説明責任を果たす一助となることに加え,各学校の校則が「社会通念上合理的と認められる範囲」であるかどうかを再考するきっかけになることを期待する。また,アンケート調査の回答を基に分析した結果により,どの理由においても納得しにくい校則について,当該校則の必要性の再考を提案した。
作成者 : 髙橋 亨輔 | 小野 史典 出版者 : 山口大学教育学部 発行日 : 2024-01-31
顔記憶と自閉傾向の関連について
山口大学教育学部研究論叢 73 巻
本研究では顔の記憶課題成績と自閉傾向との関連の有無を調べた。実験の結果,自閉傾向全体の得点と顔記憶の再認課題成績についての関連は見られなかった。また,自閉傾向尺度の下位尺度の一つである「注意の切り替え」については,制限のない実験と概念情報によって記憶する実験において,注意の切り替え得点が高い群の方が成績が高かった。本研究の結果から再認記憶課題成績と自閉傾向得点との関連は見られなかったが,注意の切り替えの部分においては顔の記憶課題に影響がある可能性が示された。
作成者 : 美藤 はるみ | 小野 史典 出版者 : 山口大学教育学部 発行日 : 2024-01-31
本研究では“あがり”を軽減する要因として練習量を調整要因として,さらに,楽観主義傾向と悲観主義傾向に着目し,これらの要因が“あがり”意識と課題遂行に与える影響について検討した。その結果,練習量が多い条件では少ない条件と比較して課題遂行における失敗数が少なかったものの“あがり”意識に変化はみられなかった。練習量と楽観主義,また練習量と悲観主義の分散分析の結果,優位な差はみられなかった。また練習量が多いことにより楽観主義と“あがり”意識を構成する因子の1つである責任感に負の相関がみられた。以上より,楽観主義傾向の者には量の多い練習が“あがり”意識の軽減効果を持つ可能性があることが示された。
作成者 : 加藤 和奏 | 小野 史典 出版者 : 山口大学教育学部 発行日 : 2024-01-31
本研究では、公立小学校通常の学級に在籍する児童1名を対象とし、授業に参加しない離席行動を減少させ、授業に参加する行動がより生起(増加)するように、長期研修派遣教員と行動コンサルテーションを実施し、その効果等について検討することを目的とした。離席行動等に関するアセスメントの後、同校教員9名の協力によって作成されたストラテジー・シートに基づき、支援員も同席するフィードバック機会の設定、学級全体への支援と個別の支援の並行実践、複数の機能に対応する行動支援の同時、段階的導入を行った。それらにより、離席行動は激減し、授業に参加する行動が増え、担任の負担感も軽減した。このような結果をもたらした要因として、行動コンサルテーション実践(1)に引き続き設置した垂直サインによる提示方法、担任に対する支援案にアレンジを加えることも可とした配慮等が挙げられ、当研究で実施された行動コンサルテーションの有効性が示された。
作成者 : 松岡 勝彦 | 奥田 薫 出版者 : 山口大学教育学部 発行日 : 2024-01-31
本研究では、公立小学校通常の学級に在籍する児童1名を対象とし、大声による授業妨害行動を減少させ、発言のルールを守って学習に取り組む行動がより生起(増加)するように、長期研修派遣教員と行動コンサルテーションを実施し、その効果等について検討することを目的とした。大声による授業妨害行動に関するアセスメントの後、介入では、行動問題の生起が少ない教科における担任教師の児童に対する行動を介入案とすること、それを端的な言葉で表現した「担任支援カード」を設置する工夫等を行った。その結果、大声による授業妨害行動は減少し、担任教師の話を黙って聴く、待つなどの行動が増加した。このような結果をもたらした要因として、第3者による直接行動観察に基づく行動問題の機能同定、担任教師の技能を生かす介入案、垂直サインによる提示方法が有効であったことが示され、校内におけるコンサルテーションの有効性が示唆された。
作成者 : 奥田 薫 | 松岡 勝彦 出版者 : 山口大学教育学部 発行日 : 2024-01-31
電解質を水に溶解する際、体積の加成性は破綻し、その体積変化の程度は電解質の種類によって異なる。これは主にイオンの大きさと電荷の違いにより、水和構造に違いが生じることによる。学校でも実施可能な簡単な実験によって電解質の溶解における体積変化の非加成性を確認できれば、水分子がイオンに結合して形成される水和イオンの構造や水分子の集まり方などを原子レベルで推論することが可能と考える。そこで、電解質を水に溶解させたときの体積変化を定量的に測定できる簡便な実験を考案し、いくつかの電解質を用いて実験を行った。その結果、電解質の違いによるわずかな体積変化の違いも定量的に測定することができた。それらの実験結果を用いて計算した各イオンのみかけの部分モル体積も、これまで報告されてきた値と調和的な結果を得た。
作成者 : 和泉 研二 | 北 薫月 出版者 : 山口大学教育学部 発行日 : 2024-01-31
表紙・目次ほか
山口大学教育学部研究論叢 73 巻
出版者 : 山口大学教育学部 発行日 : 2024-01-31
Right ventricular (RV) dysfunction and its linked arrhythmias play a crucial role in determining the prognosis of pulmonary arterial hypertension (PAH). Our paper aimed to explore the potential protective effects of direct pharmacological intervention in the RV muscle using dantrolene (DAN), a stabilizer of the cardiac ryanodine receptor (RyR2), against RV dysfunction and arrhythmia in a rat model of monocrotaline (MCT)-induced PAH. To induce PAH, male 8-week-old Sprague-Dawley rats received MCT injections. The study also assessed the induction of ventricular tachycardia (VT) by catecholamines, examining RyR2-mediated Ca^{2+} release properties in isolated cardiomyocytes. Additionally, a pulmonary artery-banding model was established to evaluate the independent effects of chronic pressure overload on RV morphology and function. In the MCT-induced PAH rat model, findings revealed RV hypertrophy, dilation, and functional decline, resulting in 0% survival rate two months post-MCT induction. Conversely, chronic DAN treatment demonstrated improvements in these RV parameters and an 80% increase in survival. Furthermore, chronic DAN treatment prevented the dissociation of calmodulin from RyR2, inhibiting Ca^{2+} sparks and spontaneous Ca^{2+} transients in MCT-induced hypertrophied RV cardiomyocytes. Epinephrine induced VT in over 50% of rats with MCT-induced PAH, while chronic DAN treatment achieved complete suppression of VT. The paper concludes that stabilizing RyR2 with DAN holds promise as a novel therapeutic approach against the development of RV dysfunction and fatal arrhythmias associated with PAH.
作成者 : 田中 慎二 | 山本 健 | 小林 茂樹 | 矢野 雅文 出版者 : Yamaguchi University School of Medicine 発行日 : 2023-12
作成者 : 阿部 翔太 出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
作成者 : ダルミ カタリン 出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
作成者 : 山根 由美恵 出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
作成者 : 内田 康 出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
作成者 : 伊藤 弘了 出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
作成者 : 山根 由美恵 出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
作成者 : 内田 康 出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
表紙・目次ほか
村上春樹とアダプテーション研究 2 巻
出版者 : 村上春樹とアダプテーション研究会 発行日 : 2024-01-31
スパムメールを自動的に分類するため,これまで多くの機械学習に基づくメールフィルタリング手法が提案されているが,完全フィルタリングには至っていない.この原因の一つに,スパム送信者がフィルタすり抜けのために作成した,単語を記号,スペース及びHTMLタグ等の組み込みによって改変した文字列による影響がある.例えば,スパムメールには「price$for be$t drug$!」,「priceC I A L I S」,「<font>se</font>xu<font>al</font>」等が含まれており,これらは,記号等の組み合わせの変更により,日々新しい文字列に置き換えられている. 機械学習に基づくフィルタリング手法では,過去に受信したメール群での単語の出現傾向を捉え,これらを分類対象のメールが含む単語に当てはめることでメールを分類する.上記のような改変された文字列の中には,学習用と分類用メール群の両方に出現する,すなわち未処理のまま利用することで,スパムメールの特徴として使えそうな語を含む一方で,分類用メール群にのみ出現する,すなわち機械学習ができておらず,利用のために特別な処理(記号等の削除や,類似語の探索等)が必要となる語も含んでいるが,既存手法ではこれらの区分をしておらず,同一の処理を施して扱っている. そこで,上記のような改変された文字列を,学習用と分類用メール群の両方に出現する語と,分類用メール群にのみ出現する語に区分し,それぞれ分類に利用する手法を開発することで,既存手法の分類性能を向上させ,完全フィルタリングにより近づけることを試みる.本研究では,上記のような改変された文字列を,多くのフィルタリング手法で用いている形態素解析システムによる扱いに合わせ,「辞書にない語」として扱う.この辞書にない語の典型例には,上記の他に,正規メールが含む新語,親しい間柄で用いる固有名詞,及び略語等がある. 本研究で得られた成果は以下の通りである. (1) 辞書にない語と辞書に載っている語の分類性能を比較するため,既存手法を用い,辞書にない語,名詞,動詞及び形容詞のそれぞれを用いた分類実験を行った.その結果,辞書にない語の分類性能が最も高いことがわかった.すなわち,辞書にない語が分類性能に与える影響が大きいということであり,これの利用手法を開発することで,既存フィルタリング手法の分類性能のさらなる向上が期待できる. (2) 辞書にない語の内訳について調べるため,学習用と分類用メール群の両方に出現する語と,分類用メール群にのみ出現する語の種類数を各々集計し,その結果を,同様の集計を行った名詞,動詞及び形容詞での結果と比較した.その結果,辞書にない語には,その他の品詞と比べて,学習用と分類用メール群の両方に出現する語のうち,正規またはスパムメールの一方にのみ出現する,すなわち分類に最も役に立つ出現パターンの語がかなり多いことがわかった.他方で,分類用メール群にのみ出現する,すなわち機械学習できない語もかなり多いことがわかった.これらを区分し,利用手法をそれぞれ開発することで,分類性能の向上が期待できる. (3) 辞書にない語の利用について,(A) 学習用と分類用メール群の両方に出現する語の利用手法と,(B) 分類用メール群にのみ出現する語の利用手法をそれぞれ開発した. (A) 学習用と分類用メール群の両方に出現する語の内訳について,正規またはスパムメールの一方にのみ出現する,すなわち分類性能が向上する出現パターンの語とそうでない語に分け,メールの件名や本文で用いられた数を各々で調べた.その結果,分類性能が向上する出現パターンの語は,そうでない語よりも多くのメールで用いられる傾向にあることがわかった.すなわち,用いられるメールの数のしきい値を定め,これを超える語を分類に用いることで,分類性能が向上する出現パターンの語を分類に多く利用できるということである.これを実行する手法を開発し,しきい値を変えながら実験を行い,最適な値を探索した結果,7付近に設定することで,分類性能が向上することを確かめた. (B) 分類用メール群にのみ出現する辞書にない語の種類数について,正規とスパムメールで比較した結果,正規よりもスパムメールの方が多い傾向にあることがわかった.この差を分類に利用するため,分類用メール群にのみ出現する辞書にない語に対し,スパム確率を一律に設定し,分類実験を行った.その結果,スパム確率を0.7に設定することで,分類精度が98.2%から98.9%向上した. 上記(A),(B) を併用することで,辞書にない語のうち,学習用と分類用メール群の両方に出現する語と,分類用メール群にのみ出現する語の両方を分類に利用でき,精度向上を得ることができる. メールフィルタリングは改良が重ねられ,その性能は限界まで来ている.さらなる精度向上,すなわち完全フィルタリングに近づけるためには,新しい観点が必要であり,本論文は辞書なし語の利用という,その観点のひとつを与えるものである. 本論文は以下のように構成される.第1章では,機械学習を用いたメールフィルタリング手法の背景について説明し,このようなフィルタをすり抜けるため,スパム送信者が辞書にない語を用いることについて述べたうえで,本論文の目的及び構成を述べる. 第2章では,これまでに提案されたフィルタリング手法を例に挙げ,関連研究について説明する. 第3章では,準備として,使用する電子メールのデータセット,及び単語の取り扱いと辞書なし語について説明したのちに,分類性能の評価に用いる尺度であるROC曲線,データの集まり具合やばらつき具合を調べるための散布図,及び箱ひげ図について説明を行う. 第4章では,辞書なし語とそれ以外の単語で分類性能を比較した結果から,辞書なし語が分類性能に与える影響が大きいことを示す.さらに,辞書なし語の内訳について調べた結果から,学習用と分類用メール群の両方に出現する語と,分類用メール群にのみ出現する語が両方とも多いことを示し,これらを分けて扱うことで,分類性能が向上する可能性について述べる.次章以降でこれに取り組み,結果を報告する. 第5章では,先に述べた(A),すなわち辞書なし語のうち,学習用と分類用メール群の両方に出現する語の利用手法を開発する.単語ごとに,メールの件名や本文で用いられた数を集計した結果から,その数が,分類性能を低下させる語ほど少ない傾向にあることを示す.この結果を基に,メールの件名や本文で用いられた数にしきい値を定め,それを超える語のみを分類に用いる手法を提案する.しきい値を変えながら実験をうことで最適な値を求め,これによる性能向上の効果について報告する. 第6章では,先に述べた(B),すなわち辞書なし語のうち,分類用メール群にのみ出現する語の利用手法を開発する.この単語の種類数について,正規とスパムメールでそれぞれ調べて比較した結果から,スパムメールのほうが多い傾向にあることを示したうえで,この特徴が,スパムメール検出のためのバイアスとして利用できることを示す.本論文ではbsfilterと併用する実験について扱い,辞書なし語のうち,分類用メール群にのみ出現する語に対してスパム確率を一律に設定する手法を開発し,最適なスパム確率を探索した結果,スパム確率0.7で分類性能が大きく向上することを報告する. 第7章では,5章で開発した学習用と分類用の両方に出現する語の利用手法と,6章で開発した分類用メール群にのみ出現する語の利用手法を組み合わせた処理の流れについて説明し,今後の展望を述べ,本論文をまとめる.
作成者 : 天満 誠也
⾧支間に対応できる橋梁構造のひとつである鋼トラス橋は,本土と離島を結ぶ離島架橋として広く使用されている.このような鋼トラス橋は架橋場所が海上となることから,飛来塩分の影響による厳しい腐食環境にさらされることに加え,異常を発見するための点検が容易でない箇所が多いため,部材損傷のリスクを排除することが一般的な橋梁より困難な状況にある.一方,離島架橋はいったん建設されると離島の生活に欠かせない設備となるため,島にアクセスする陸上経路がほかに整備されていない場合,離島架橋の維持は離島の生活の維持に直結する重要な課題となる.鋼トラス橋に部材損傷が生じた場合,連鎖的な損傷に発展するかまたは限定的な損傷に止まるかは,耐荷力や荷重支持に対する余裕を意味するリダンダンシー(冗⾧性)に左右される.リダンダンシーを有する橋梁は部材損傷が生じても連鎖的な損傷に発展せず限定的な損傷に止まるため,補修による復旧が可能となり場合によっては交通制限をしたうえでの車両の通行が可能となる.リダンダンシーは代替の交通経路を有さない離島の生活を維持するための重要な橋梁の性能であるが,離島架橋に使用される⾧大鋼トラス橋を対象としたリダンダンシーの評価や向上方法に関する研究の事例は少ない. 本研究は⾧大鋼トラス橋を対象としたリダンダンシーの向上方法の提案を目的とし,この目的を達成するために3 つの研究課題を設定した.1 つめは鋼トラス橋のリダンダンシーを適切に評価するための研究課題で,トラス格点部のモデル化がリダンダンシー評価に与える影響の調査である.2 つめも鋼トラス橋のリダンダンシー評価に関する研究課題で,多自由度系の振動体である鋼トラス橋の振動特性を考慮した動的応答の計算方法の開発である.3 つめは⾧大鋼トラス橋のリダンダンシーを向上させる具体的な方法の提案である.本論文は5つの章で構成される. 第1章の序論では,研究の背景,目的と研究課題の設定および既往の研究について述べた. 第2章では,トラス格点部のモデル化に関する検討を述べた.部材損傷がない健全な状態の鋼トラス橋を対象とする解析では,トラス部材のフレーム要素同士をトラス格点部で単純に剛結合とした解析モデルを使用しても断面力を適切に計算できるが,部材損傷がある鋼トラス橋を対象とするリダンダンシー解析においては,格点部のガセットプレートの形状を解析モデルに反映する必要があることを示した. 第3章では,トラス部材の破断によって生じる振動の動的応答の計算方法に関する検討を述べた.本研究では離島架橋として使用されている⾧大鋼トラス橋に適用できる計算方法を提案した.部材損傷の振動による動的応答を1自由度系の振動体と同じ取り扱いによって計算する事例もみられるが,部材損傷を有する鋼トラス橋の固有ベクトルを用いることによって,⾧大鋼トラス橋の振動特性を反映した動的応答の計算方法を開発した.この際,部材損傷によって除荷される損傷部材の断面力が鋼トラス橋に与える仕事量と鋼トラス橋に蓄えられるひずみエネルギーのつり合い式によって,動的応答を表す固有ベクトルの大きさを決定する手法を考案した.また,累積有効質量比を指標として振動モードの範囲を設定し,各部材の動的応答に最も影響を与える固有ベクトルを部材ごとに選択して動的応答を計算する手法を考案した.提案した計算方法は,1自由度系の振動体と同じ取り扱いによって動的応答を計算する方法よりも時刻歴応答解析に近いリダンダンシー評価を与えることを示した. 第4章では,第3章と同じ⾧大鋼トラス橋を対象としたリダンダンシーの向上に関する検討を述べた.はじめにリダンダンシーの向上方法の方針を検討するために,対象橋梁のリダンダンシーを2 つの視点から評価した.この評価により,部材連鎖損傷のトリガーとなる部材に対して実施する対策と,耐荷力が不足する部材に対して実施する対策の両方を組み合せる方針とした.部材連鎖損傷のトリガー部材への対策として,補強ブレースをX字型に設置した形状の補強構造であるXブレースが複数の部材損傷のパターンに機能する効率的な補強であることを解析で調査し,この補強構造を有する試験体の載荷試験によって耐荷力を検証した.対象橋梁はXブレースを配置できるトラスパネルを18 箇所有したため,18 箇所に対する配置パターンを最適化手法によって検討した.この際,Xブレースに必要な補強材料の重量と耐荷力が不足する部材に施す部材断面の増加に必要な補強材料の重量の合計を評価指標として,合計重量を最小にする最適な配置パターンを求めた.18 箇所のトラスパネル全てにXブレースを設置する全配置のパターンより,鋼トラス橋の交番部の4 箇所のみに設置する配置パターンのほうが補強材料の重量を低減できることを明らかにした. 第5章では本研究のまとめと今後の展開を述べた.
作成者 : 田島 啓司
アミノグリコシド系抗菌薬は有害反応として聴覚障害をきたすことがあり、蝸牛基底回転の外有毛細胞が障害されやすいことが知られている。本研究では、ネオマイシンの有毛細胞障害に対するアスタキサンチンナノ製剤の保護効果を検討した。ネオマイシンを加えたCBA/Nマウスの卵形嚢培養に対し、培養液にアスタキサンチンナノ製剤を投与した群では有毛細胞の減少および酸化ストレスが有意に抑制された。さらに、アスタキサンチンナノ製剤の鼓室内投与を行い音響曝露前後の聴性脳幹反応(ABR)閾値の変化、有毛細胞減少率を評価した。アスタキサンチン投与群では音響曝露後のABR閾値変化、有毛細胞減少率が抑制される傾向が見られた。血液内耳関門の存在により、鼓室内投与に適した薬剤は限られるが、アスタキサンチンナノ製剤の形態は正円窓膜を浸透する可能性があり、内耳障害抑制の効果を有する可能性が示唆された。
作成者 : 小林 由貴
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