本研究は,近年の学校教育環境と教員採用事情を考察するにあたり,将来,教員を目指そうとする学生の教師的資質をみつめるものである.研究の背景には,文部科学省の中央教育審議会(2011年7月)等で示された教員に求められる資質能力についての課題がある.
今回,まず,教職生の教職への指標を探るために,教職科目の講義におけるタスクを通して得たデータをもとに分析を試みた.
データ分析調査期間は,2020年度1年間(2020年4月~2021年3月)である.有効回答数は52(全回答数65,無効回答13)である.主な分析は,ホランド(John L. Holland)の職業選択理論(適職診断)を活用し,学生自身よりフィードバックされたデータより見つめたものである.