コンテンツメニュー

身体的虐待を受けた子どものプレイセラピーに おけるセラピストの体験に関する研究 ―治療的アプローチの志向性との関連において

梅光学院大学論集 Volume 52 Page 59-71
published_at 2019-01-31
BGR0052000006.pdf
[fulltext] 2.21 MB
Title
身体的虐待を受けた子どものプレイセラピーに おけるセラピストの体験に関する研究 ―治療的アプローチの志向性との関連において
Creators 松本 真理子
Source Identifiers
Creator Keywords
身体的被虐待児 プレイセラピー セラピストの体験
 臨床心理士を対象に調査を行い,身体的被虐待児のプレイセラピーの特徴およびアプローチの方向性について実証的に検討した。身体的虐待を受けた子どものプレイセラピーでは、遊びが豹変し,攻撃性の高さ,心的外傷後に特有の遊びがみられた。治療構造が乱れやすく,セラピストには怒りや無力感といった陰性感情,被圧倒感や保護感情が起こりやすかった。治療者の経験年数やオリエンテーションによる違いは見られなかった。  「問題志向型アプローチ」では経験年数に関わらず治療構造が乱れやすく,力のせめぎあいが起こりやすかったが,「非問題志向」型の経験年数の長い治療者には力のせめぎあいは起こりにくかった。両アプローチの着目点の違いについて論じた。
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 梅光学院大学
Date Issued 2019-01-31
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]1882-0441