子どもを育む環境としての学校、教師、授業
子ども未来学研究 Volume 6
Page 29-34
published_at 2011-12-20
Title
子どもを育む環境としての学校、教師、授業
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Creator Keywords
学校の役割
本ものの学力
生活の危機
教師の指導性
学習課題の共有化
我が国の教育制度の中で9年にわたって通学が義務化されている学校は、子どもの育ちの環境を考える際には最も重視しておかねばならないところである。教育の究極の目的は人格形成であるが、学校は主として授業を通して学力をしっかりと身に付けさせることでその役割の一端を担う責任がある。その際、何のためにどのような学力が必要になるのかを十分に吟味し、その形成が可能となるような授業づくりを目指さなければならない。その際、責任を持って指導性を発揮するのが教えの専門職としての教師の責務である。目指すのは一人一人の子どもたちの学力形成・人格形成であるが、そのために一人一人に応じて学習課題を個別化するという方法が適切なのか。本ものの学力形成に繋げるために今課題にすべきは、異質集団での学びを前提とした学習課題の共有化ではないだろうか。
Languages
jpn
Resource Type
departmental bulletin paper
Publishers
梅光学院大学子ども学部
Date Issued
2011-12-20
File Version
Version of Record
Access Rights
open access
Relations
[ISSN]1881-7424