山口県立大学看護学部紀要

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山口県立大学看護学部紀要 Volume 3
published_at 1999

Development of recording forms in care work practice

介護実習におけるケース記録用紙の開発
Tsutsumi Masae
Kubota Tomiko
Mitsuoka Setsuko
Descriptions
介護実習におけるケース記録用紙の記載内容には、①情報収集が定説に行われていない、②情報とアセスメントが混在している等の問題点があった。そこで、問題解決アプローチを用いたケース記録用紙の開発を行うとともに、学生の記入事例をもとに記録様式の妥当性の検証を試みた。その結果、医療的情報の収集や情報同士の関連付けに 近年、医療・保健専門職による医学生に対する生命倫理学教育の必要性が重視されたきている。この教育には担当者の知識や経験をふまえた学際的な交流が必要とされる。医療の場の全体で、医師は指導的役割を果たしているが、医学教育では患者の診断と治療の知識や技術を重要視している。一方、看護者は医療チームのメンバーと協力して人権を守る支援、強力、ケアリングなどを基礎としながら、患者の日常の療養生活の援助と診断の補助を行っている。医師と看護者のこの役割や考え方の違いを、医学生に対する生命倫理学教育に取り入れることによって、課題が残ったものの、実習指導上、ケース記録の備えるべき条件をほぼ満たしていることが分かった。
Creator Keywords
介護過程
ケース
介護実習記録
問題解決アプローチ