山口県立大学社会福祉学部紀要

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山口県立大学社会福祉学部紀要 Volume 11
published_at 2005-03

The Sex offense Concerning in the Developmental Disorders

発達障害と性犯罪及び性非行についての文献的考察
Kido Kumiko
Hayashi Takashi
fulltext
447 KB
YP30011000011.pdf
Descriptions
本研究は発達障害と性非行および性犯罪との関連を文献的に考察することを目的とした。本邦における医学文献の検索には医学中央雑誌を、外国文献の検索には医学文献データベースMEDLINEを用いた。発達障害と性非行および性犯罪との関連の医学論文は国内で3件、国外でも6件とともに少なかった。性非行や性犯罪と関連する発達障害としては、本邦では広汎性発達障害、なかでもAsperger症候群があげられていた。外国では注意欠陥/多動性障害(以下AD/HD)との関連も指摘されていた。どのような発達障害特性が性非行や性犯罪に(以下、略)