梅光学院大学論集

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梅光学院大学論集 Volume 49
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Theatre Director as a Critic of the World : an assay on Suzuki Tadashi

世界批評としての演出 鈴木忠志試論
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鈴木忠志は、演出家として戯曲を<読む>とき、このテクストのことばをどんな人物が渇望しているか考え、その人物に関して衝撃的なイメージが湧いた演目を上演する。俳優は、戯曲の中の役ではなくて、戯曲のことばを「必要としている人閣の方を演じる」。この独自な方法から生まれた作品造形の軌跡を追うことで、それが、人聞が不本意にも不可避的につなげられている世界への違和の表明としての批評の歩みであることを明らかにしたい。