若い年代(15~29歳)において、飲食店や集団給食施設等の昼食外食率は3人~4人に1人の状況である。食生活の課題が多い若い年代が健康な食生活を送るためには、外食を上手に利用するためのメニュー選択や食品の組み合わせ方法等の基礎知識の習得が必要である。その前提として、メニューの栄養成分表示等の情報提供が食環境づくりとして重要な条件となる。先行研究では食環境づくり面における取り組み事例が少ないことから、本研究では学生食堂での栄養成分表示を中心とした4種類の情報媒体の提供を試みた。その評価は質問紙調査(以下、略)