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SUIZU Kumiko


Reality of educational activities of nutrition teachers related to specialties and regional cuisine

山口県立大学学術情報 Volume 10 Page 89-101
published_at 2017-02-28
10.gen_SUIZU.pdf
[fulltext] 2.39 MB
Title
島根県内小中学校の栄養教諭が行う特産品及び郷土料理に関する教育活動の実際
Reality of educational activities of nutrition teachers related to specialties and regional cuisine
Creators Suizu Kumiko
Creators Hashimoto Hitomi
Source Identifiers
Creator Keywords
栄養教諭 特産品 郷土料理
学校給食の7つの目標の一つに「我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること」があげられているが、その具体的な方法や内容を示した資料は少ない。そこで本研究では、伝統的な食文化への理解について、特産品と郷土料理に着目し、学校現場で行われている教育活動の実態を把握することを目的とした。島根県内のA市、B市に勤務する栄養教諭17名を対象に無記名自記式の質問紙調査を行った(有効回収率100%)。調査内容は、学校給食で使用及び提供した特産品及び郷土料理、児童生徒への教育方法並びに教育内容、今後取り入れていきたい活動の4項目とした。その結果、学校給食で使用した特産品は、島根県オリジナル野菜の「あすっこ」、郷土料理は「しじみ汁」が多く、教育方法はどちらも「給食時の放送」が多かった。また教育内容について多かった項目は、特産品は「旬」、郷土料理は「使われている材料」であった。今後さらに取り入れていきたい活動では、体験的な活動(調理実習や栽培など)が約半数を占めた。以上の結果から、教育方法・内容については島根県食育推進計画をほぼ網羅するものであったが、両市の栄養教諭はさらに多様な活動を取り入れたいとする様子がうかがえた。今後教育活動を充実させていくためには、栄養教諭と学校・家庭・地域がこれまで以上に連携して教育を行っていくことが重要である。
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 山口県立大学
Date Issued 2017-02-28
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]2189-4825