些細なミスであっても大きな損害を出しかねない現代社会は、ミスを犯さないように強迫的防衛行動を強いることになりやすい、こうしたストレス低減のための防衛行動が日常生活を脅かすまでに繰り返し生じた状態が、強迫神経症である。不都合な事態の原因が自分のミスにあると思うことで、強迫神経症の症状は生起しやすくなると考えられており、状況に対する「個人的責任制の評価が関係している。本研究は、日常生活でのストレスと日常的に接している場面に感じる個人的責任性が、健常者の強迫行為に及ぼす効果そ検討することを目的とした。