キーワードMetal Refining
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日本の古代国家にとって、現在の山口県に相当する地域は銅の主要供給源だった。この地域で産出する銅は、奈良の大仏や貨幣の材料とされるなど、古代社会で重要な役割を担っていた。ただし、その前史、つまり八世紀初頭に関連産業が中央政府の直轄化される以前の状況に関しては、これまで十分な検討がなされていない。そこで本論文では、まず弥生時代以来、この地域で関連産業が盛んだった状況を概説する。また、技術のルーツが朝鮮半島に見いだせることなどを解明する。そして中央政府が直轄化する前提として、その種の地域産業の盛んな実態が存在したことも指摘する。
作成者 : 渡辺 滋 発行日 : 2024-03-31