キーワード食生活リテラシー
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本研究では、メタボリックシンドローム(メタボと略す)の予防・改善のために重要な要因の1つである身体活動に着目し、メタボ該当者割合の高い中年期の男女を対象として、身体活動量と健康関連因子との関係を検討した。分析対象者は美祢市立病院で健康診断を受診し、ライフスタイルアンケートに回答した40歳から64歳までの男女計963人(男性638人、女性325人)であった。対象者を身体活動量により4グループに分類した。すなわち、身体活動量が120 Mets・分/週未満の者をレベル1(303人)、120から1380 Mets・分/週未満の者をレベル2(323人)、1380から3600 Mets・分/週未満の者をレベル3(190人)、3600 Mets・分/週以上の者をレベル4(147人)とした。メタボ判定結果、身体特性、血圧、血液検査値、睡眠時間を除いた1日の不活動時間、食生活リテラシー、肥満になりやすい食行動、社会交流(LSNS-6)、睡眠状況(AIS)、心理状態(K6)を分析した。その結果、レベル2以上の身体活動量はメタボ有病率の低下と関連していた。身体活動レベルの上昇に伴って不活動時間の減少、食生活リテラシー指標の上昇、社会交流スコアの増加、HDLコレステロールの増加が認められた。身体活動の少ない生活をしている者は、食に関するリテラシーが低いことと相まってメタボ発症のリスクが高まるとともに、ソーシャルネットワークが低くなりがちであることが示唆された。
作成者 : 山崎 文夫 | 水津 久美子 | 横田 恵 | 松浦 仁美 発行日 : 2026-03-31