発行年2025 - 2029 キーワードプログラミング言語 部局
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プログラミング言語のコンパイラの構文解析
Journal of Intelligence Science in Local Research 1 巻 2 号
 私たちの世界を動かすプログラムは事実上すべて,人間がPythonやJava,Cなどの高級プログラミング言語で記述し,それをコンパイルして低レベルのコードにまとめて実行する.現代のプログラミング言語のためのコンパイルを行う技術,すなわち,コンパイラの多くは,Alfred V. AhoとJeffrey D. Ullmanの貢献が大きく,それにより2020年度に,コンピュータ科学の最高峰のチューリング賞を受賞した [1].コンパイラでは字句解析,構文解析,コード生成などのための技術やアルゴリズムが重要である. 本解説記事では,コンパイラの構造及び,コンパイラで最重要で最難関な構文解析,特にLR構文解析 [7] について, 類書にない構文解析手法の関係を明確化して, 有効な事例を新規に追加して, 解説を行う.これにより,現在と未来の社会を支えるコンピュータ・ソフトウェアの理解を深めることができる.さらに重要なことは, 構文解析の理論, 技術, 実装は他の多くのソフトウェアの原理となっており, 今後のソフトウェアの作成に大いに有益である. なお,本解説記事はドラゴンブック [2] や優れた教科書 [3,4,5,6] などを参考にしている.
作成者 : 山根 智 出版者 : 下関市立大学 発行日 : 2025-03-31
『情報Ⅰ』におけるプログラミング言語指導のアプローチ
周南公立大学 総合教育センター紀要 2 号
高等学校必履修科目「情報Ⅰ」におけるプログラミング教育について、教科書で採用されている複数のプログラミング言語および大学入学共通テストで使用される共通テスト手順記述標準言語を踏まえ、その指導言語のあり方を検討した。初等教育でScratch を用いて論理的思考の基礎を育成し、高等学校段階ではPython と共通テスト手順記述標準言語の記述形式の類似性から、通常の授業を通じて大学入学共通テストへの対応力を養うことが可能である点を示した。一方で、特定言語の習得を目的化することの課題にも触れ、「情報Ⅰ」におけるプログラミングは言語技能ではなく、問題解決力や論理的思考力を育成するための手段として位置づける必要性を考慮した。
作成者 : 児玉 満 出版者 : 周南公立大学総合教育センター 発行日 : 2026-03