徳山大学論叢 Volume 55-56
published_at 2001-12-25

人口動態統計にもとづく環境要因の分析

人口動態統計にもとづく環境要因の分析
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環境化学物質、特にダイオキシンに代表される環境ホルモンが、ヒトの出生性比や先天異常に影響している可能性が報じられていることに関し、人口動態統計をもとに検討した。その結果、出生性比は明治以来今日まで一定であり、環境化学物質が性比に影響している事実は認められなかった。先天異常、死産率、新生児・乳児死亡率、出生率等の変動要因を検討した結果、先天異常を含む出産障害にはむしろ社会経済的ストレス、死亡率については人工妊娠中絶の経験の影響が強いことがわかった。平均寿命は工業化に伴って改善されており、ガン死亡率の増加は