下関市立大学論集

Back to Top

下関市立大学論集 Volume 52 Issue 1-2
published_at 2008-09

The study of work-stress of caregivers: the relationship between gender and work-stress

女性介護支援専門員のワークストレスに関する研究 : ジェンダーストレスとの関係について
fulltext
708 KB
SC20052000106.pdf
Descriptions
 本研究の目的は、介護支援専門員の多数を占める女性介護支援専門員に焦点をあて、ストレス反応、女性としての仕事負担感や家庭との両立等の困難性という2つの観点から女性介護支援専門員のストレスについて考察することである。166名の介護支援専門員に対して、ワークストレスの程度とジェンダーストレスの程度について調査を行った。
 その結果、全般的に見て、経験年数に関係なくバーンアウトを経験しており、就職後の早い時期からストレスを感じていることがわかった。ジェンダーストレスについては、家事負担や女性的気遣いを要求されることにストレスを感じており、とりわけ経験年数1年以上2年未満の人のストレスが高いことがわかった。