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腹壁瘢痕ヘルニアは開腹術後合併症の1つで,通常診療でもよく経験する.今回,腹壁瘢痕ヘルニアの内容物としては稀な肝外側区域が脱出した症例を経験したので報告する.症例は80歳代,女性.腹部膨隆を主訴に受診した. 30年前に胆石で開腹手術の既往があった.CT検査を行ったところ上腹部に2ヵ所の腹壁瘢痕ヘルニアを認め,肝外側区域と横行結腸が脱出していた.疼痛など症状は認めなかったが嵌頓のリスクがあり手術となった.全身麻酔下腹腔鏡下手術が施行された.術中所見では肝円索が腹壁および脱出していた横行結腸間膜と癒着していた.乏しい三角間膜形成により肝外側区域が肝円索に引っ張られるように吊り上がり脱出したと考えられた.2ヵ所のヘルニア門に対し各々メッシュを用い修復術が行われた.近年腹腔鏡を用いたメッシュによる修復術が増加しており,利点として腹腔内の詳細な観察が可能,術後の感染や疼痛が少ないなどの利点があげられる.今回の症例においても2ヵ所のヘルニア門の位置関係などの詳細な観察が可能であり腹腔鏡下手術は有用であった.
作成者 : 矢野 由香 | 久我 貴之 | 重田 匡利 | 河内 隆将 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2022-02-22
我々は,クリティカルケアで看護師が活用する臨床倫理分析・調整ツールACTce-CCMを開発した.作成過程は,構成概念の設定とプロトタイプ版の作成,プロトタイプ版による架空事例への適用,フォーカスグループインタビューに基づく構成概念の明確化,倫理的問題と倫理調整等に関する実態調査の4段階で実施した.完成したACTce-CCMは,情報整理とアセスメントの枠組み,問題の分析と統合,問題リスト,目標,ケアの実践と倫理調整で構成される.情報整理とアセスメントの枠組みは,病態と治療,QOLとQOD,患者の意思,家族の心理・社会的状況,医療チームの状況,周囲の状況の6つの枠組みがある.問題リストは,患者の問題,家族の問題,医療者の問題の3つがある.目標は,医療チームの目標,患者/家族にとって期待される成果の2である.ケアの実践と倫理調整は,患者への直接的ケア,家族への直接的ケア,医療チーム調整の3側面で構成される.
作成者 : 山勢 博彰 | 田戸 朝美 | 山本 小奈実 | 立野 淳子 | 須田 果穂 | 佐伯 京子 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2022-02-22
COVID-19の影響下でオンラインを利用した公衆衛生看護学実習の成果および課題を明らかにすることを研究目的とし,2018年~2020年に公衆衛生看護学実習を履修したA大学4年次の学生を対象に無記名自記式調査を実施した.調査項目は,保健師就職希望等の基本属性,保健師活動への印象,公衆衛生看護学実習に対する学習意欲,学習目標項目で構成した.3週間の実習をオンラインで実施もしくは臨地実習1週間,オンライン実習を2週間実施した2020年とそれ以前の実習を比較した.オンライン実習では教員が,公衆衛生看護活動の実際を実践的に解説して教授した.有効回答217において,公衆衛生看護学実習に対する学習意欲9項目中「公衆衛生看護学実習で保健師から十分関わってもらえた」という主観は,2020年は2018年・2019年に比較して有意に低かった.2020年の学習到達得点上位には,学習目標「1.公衆衛生看護活動のプロセス」「2.保健所と市町村の役割と機能」の項目が複数含まれた.オンライン実習や課題学習などにおいて,地域の概況の把握,地域診断を含めた公衆衛生看護活動を展開図に記述させること,保健所と市町村の役割機能を学ぶことは一定の成果が示唆された.しかし,2018年,2019年は,53項目中94.3%の項目で学習到達度が8割以上であったのに比較して,2020年は32.1%にとどまった.また学習到達度が6割未満であったのは2018年,2019年は0項目であったが2020年は15.1%あった.2020年に学習到達度が低かった,家庭訪問,保健事業及び保健活動,健康相談・健康教育,地域組織・グループ育成の技術については,卒後に公衆衛生看護実践力として獲得していけるよう支援する必要がある.この実践力の向上のために,看護基礎教育と卒後教育の有機的な連携のもと,保健師新任期教育の体制のあり方を確立していくことが今後の課題である.
作成者 : 磯村 聰子 | 守田 孝恵 | 斎藤 美矢子 | 村上 祐里香 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2022-02-22
To realize a stable and efficient wireless power transfer (WPT) system that can be used in any environment, it is necessary to inspect the influence of environmental interference along the power transmission path of the WPT system. In this paper, attempts have been made to reduce the influence of the medium with a dielectric and conductive loss on the WPT system using spiral resonators for resonator-coupled type wireless power transfer (RC-WPT) system. An important element of the RC-WPT system is the resonators because they improve resonant characteristics by changing the shape or combination of spiral resonators to confine the electric field that mainly causes electrical loss in the system as much as possible inside the resonator. We proposed a novel dual-spiral resonator as a candidate and compared the basic characteristics of the RC-WPT system with conventional single-spiral and dual-spiral resonators. The parametric values of the spiral resonators, such as the quality factors and the coupling coefficients between resonators with and without a lossy medium in the power transmission path, were examined. For the lossy mediums, pure water or tap water filled with acryl bases was used. The maximum transmission efficiency of the RC-WPT system was then observed by tuning the matching condition of the system. Following that, the transmission efficiency of the system with and without lossy medium was investigated. These inspections revealed that the performance of the RC-WPT system with the lossy medium using the modified shape spiral resonator, which is the dual-spiral resonator proposed in our laboratory, outperformed the system using the conventional single-spiral resonator.
作成者 : Norodin Nur Syafiera Azreen | Nakamura Kousuke | 堀田 昌志 出版者 : The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers 発行日 : 2022-03-01
Novel metaheuristic : spy algorithm
IEICE transactions on information and systems E105-D 巻 2 号
作成者 : パツンブデイ ディヒディヒ | 川村 正樹 出版者 : 電子情報通信学会
作成者 : 袁 麗暉 出版者 : 山口大学東亜経済学会 発行日 : 2021-03-31
作成者 : Ferdousy Raihana Nasrin | 角川 博哉 出版者 : CSIRO Publishing 発行日 : 2022-03-17
作成者 : Abdillah Dimas Arya | Kereilwe Onalenna | Ferdousy Raihana Nasrin | Saito Risa | 角川 博哉 出版者 : The society for reproduction and development 発行日 : 2022
作成者 : 河村 大智 | 平田 健 | 折田 雅彦 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2021-12-02
症例は非血縁者間臍帯血移植後にB細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)を再発した48歳の女性.再発時の白血病細胞の大部分は初発時と同様にCD19^+,CD22^+であったが,一部はCD22^-であった.Blinatumomabが無効で,続いてinotuzumab ozogamicin(InO)が投与されたが,初回投与の5日後に重篤な下血が出現した.患者は白血病細胞の急激な増加を伴ってInO投与から14日後に死亡したが,急増した末梢血白血病細胞はCD22^-の表面形質を有していた.病理解剖では全小腸に粘膜出血があり,小腸粘膜や全身臓器へのCD22^-白血病細胞の浸潤がみられた.InOは抗CD22ヒト化モノクローナル抗体とcharicheamicinが結合した抗体薬物複合体で,白血病細胞上に発現するCD22に結合して抗腫瘍作用を発揮する新規抗体医薬である.本例では,InO投与によりCD22^+白血病細胞は消失したものの,再発時にみられていたCD22^-白血病細胞が急激に増加して死亡したものと考えられた.白血病治療においては,経過中に表面形質が変化した白血病細胞クローンが増加する場合がある.抗体医薬の使用にあたっては,治療直前に白血病細胞の表面形質について再検討する必要があると考えられた.
作成者 : 酒井 康平 | 富永 貴元 | 中野 考平 | 松村 卓郎 | 田中 慎介 | 高橋 徹 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2021-12-02
作成者 : 白蓋 真弥 | 網木 政江 | 浅海 菜月 | 桐明 祐弥 | 生田 奈美可 | 安達 圭一郎 | 田中 愛子 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2021-12-02
作成者 : 石川 佳子 | 伊東 美佐江 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2021-09-01
作成者 : 池田 安宏 | 室谷 里見 | 佐藤 和孝 | 井上 吾一 | 小池 国彦 | 前川 剛志 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2021-09-01
作成者 : 田中 愛子 | 永田 千鶴 | 後藤 みゆき 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2021-09-01
【研究背景】肝細胞癌の腫瘍マーカーalpha-fetoprotein(AFP)は早期肝細胞癌に対する検査感度が低いため,新たな検査の開発が必要である.この問題を解決する方法としてリキッドバイオプシーが挙げられる.我々はメチル化Septin9(SEPT9)をターゲットとするリキッドバイオプシーとAFP検査が早期肝細胞癌の診断に有用であることを報告している.一方,Somatostatin(SST)の高度メチル化が肝細胞癌組織で認められており,肝細胞癌のバイオマーカーと考えられている.上述のSEPT9と同様,メチル化SSTをターゲットとするリキッドバイオプシーとAFPの併用検査が早期肝細胞癌の診断に有用と考えられるが,この点については未だ検証されていない.そこで,本研究ではメチル化SSTとAFP併用検査による肝細胞癌診断性能を検証した.また,メチル化SEPT9とAFPの併用検査との肝細胞診断性能比較を行った.【方法・材料】健常者群25人,肝細胞癌を合併していない慢性肝疾患群15人,肝細胞癌群38人(うち早期肝細胞癌19人)を対象とした.被検者の血清からDNAを抽出後,3種類のメチル化感受性制限酵素を用いてDNAを処理し,Droplet digital PCRによりメチル化SEPT9及びメチル化SSTのコピー数を測定した.【結果】非肝細胞癌群(健常者群+慢性肝疾患群)と肝細胞癌群の2群でReceiver operating characteristic曲線解析を行いArea under the curve(AUC)値を比較したところ,メチル化SEPT9単独検査とAFP単独検査ではAUCはいずれも0.73であり,メチル化SST単独検査での0.59よりも高かった.早期肝細胞癌群についても同様で,メチル化SEPT9単独とAFP単独のAUCはいずれも0.70であり,メチル化SSTでの0.61よりも高かった.メチル化SEPT9とAFPの併用検査とメチル化SSTとAFPの併用検査については,陰性的中率は両者でほぼ同等であったが(全ステージ肝細胞癌75.0% vs. 72.2%,早期肝細胞癌82.5% vs. 83.9%),陽性的中率はメチル化SEPT9とAFP併用検査の方が優れていた(全ステージ肝細胞癌79.4% vs. 66.7%,早期肝細胞癌63.2% vs. 50.0%).【結論】肝細胞癌スクリーニングにおいて,AFPとの併用バイオマーカーとしてはメチル化SSTよりメチル化SEPT9の方が有用である可能性が高かった.
作成者 : 山﨑 綾乃 | 末廣 寛 | 星田 朋美 | 佐伯 一成 | 山内(厚東) 由里佳 | 松本 俊彦 | 高見 太郎 | 坂井田 功 | 山﨑 隆弘 出版者 : 山口大学医学会 発行日 : 2021-09-01
作成者 : 高田 雅也 | 神野 有生 | 加賀谷 仁秀 | 春名 正基 発行日 : 2021-09-10
作成者 : 神野 有生 出版者 : 日本水環境学会 発行日 : 2019-05-01
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