発行年2025 - 2029 キーワードapparent dissociation constant (pKapp)
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イガイの呼吸機能,特に酸塩基平衡を評価するため,イガイ閉殻筋から採取したヘモリンパ液を用いて,二酸化炭素溶解度(αco_2)と炭酸解離恒数(pKapp)に及ぼす温度の影響について調査した。各実験温度において,イガイのヘモリンパ液を二酸化炭素標準ガスと平衡させ,pHと全炭酸含量を測定し,温度(T)とαco_2あるいはpKappとの関係を分析したところ,以下の関係式を得た。αco_2 = 138.247 – 11.253 • T + 0.554 • T^2 − 0.0140 • T^3 + 0.000138 • T^4,pKapp = 6.6407 − 0.01589 • T(αco_2: µM/L/torr; T: ℃)。これらの式により,任意の温度でイガイのヘモリンパ液におけるαco_2とpKappの推定が可能となった。これら推定値を用いれば,微量なヘモリンパ液の二酸化炭素分圧や炭酸水素イオン濃度を任意の温度で把握することができるだろう。
作成者 : 半田 岳志 | 荒木 晶 出版者 : 水産大学校 発行日 : 2025-01