キーワードBehavioral change 部局
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地域住民がメタボリックシンドローム(メタボと略す)のリスクと自己の生活習慣における改善点を理解して、主体的に健康づくりを推進するためのツールを作成するために、メタボ予防・改善のための生活習慣振り返りシートを開発した。分析対象者は美祢市立病院で健康診断を受診し、ライフスタイルアンケートに回答した18歳から92歳の男女計1146人(男性715人、女性431人)であった。メタボに関連した病態を有する者は好ましくない生活習慣を有していると仮定して、メタボ等の該当者の日常生活における特定の行動とどの程度類似しているかを明らかにするために、ロジステック回帰分析によって予測確率を求めた。メタボ、高血圧、高血糖、脂質異常の各疾患の予測確率は、それらの保有者の行動との類似度(%)として表示した。メタボ予防・改善のための具体的行動には、食事関連(肥満になりにくい食行動、間食の回避行動、野菜類の摂取行動、減塩行動)、身体運動関連(身体活動・運動、座り続けない行動)、健康のための行動力関連(健康保持力)および飲酒関連(飲酒量)の8項目を選出し、それぞれについて検証的因子分析によって因子得点を算出した。各項目は調査対象者全体における偏差値としてグラフで表示し、可視化した。本シートは健診受診後に専用用紙に印刷して本人に返却するとともに、保健指導の際の資料として用いた。本シートを活用することにより、メタボの罹患リスクや健康行動の効果を個別に通知し、生活習慣の振り返りを通して健康のための行動変容を促すことが期待できる。
作成者 : 山崎 文夫 | 角田 憲治 | 水津 久美子 | 佐藤 和孝 発行日 : 2025-03-31
地域住民が疾病・生活習慣リスクを知り、自己の生活を改善して健康づくりを推進するためのツールを作成するために、ライフスタイル質問票を開発した。質問票は8つの大項目(1.食事、2.食行動、3.身体活動、4.睡眠、5.社会交流、6.ストレス対処力、7.心理状態、8.健康状態・既往歴・経済状況・教育等)から構成され、質問項目の総数は82であった。質問はタブレット型PCで表示し、選択肢をタップ入力することによって回答できるようにした。回答に要する時間は10-25分であった。質問票の中から、「食行動」、「身体活動」、「睡眠」、「心理状態(こころの健康)」、「社会交流」の5項目に関係したものを選び、それぞれの項目について個人の状況を5段階でレーダーチャートによって示し、「健幸バランス度」として可視化した。レーダーチャートは質問票に回答した直後にタブレット型PCに表示させて即座に本人にフィードバックすると共に、後日専用用紙に印刷して本人に返却した。ライフスタイル質問票は健康診断の結果と合わせて分析することにより、生活習慣病の罹患リスクや健康行動の効果を個別に通知し、生活習慣の振り返りを通して健康のための行動変容を促すことができる。
作成者 : 山崎 文夫 発行日 : 2024-03-31