発行年2020 - 2024 キーワード大人 部局
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柳田(2006)が「大人こそ絵本を読もう」と提唱して以来、大人が絵本を読む活動が広がってきている。絵本セ ラピーもその活動の1つである。本研究の目的は、絵本セラピーに参加した参加者の「感想」を質的分析に基づき分析し、参加者の主観的体験について検討することである。絵本セラピーは、回ごとに「自分を知ろう」や「幸せを感じよう」といった異なるテーマで月1回、実施した。それはテーマに即した5冊の絵本を同一の読み手が絵本を読み語るプログラムであった。参加者の参加は義務ではなく、好きな時に参加できた。絵本セラピーに参加した参加者の主観的体験として、絵本セラピー参加前は、「絵本は子どもが読むもの」という固定観念を持ち、また絵本セラピーへの疑いを感じていたが、参加後は、絵本からさまざまなメッセージを受け取ることができ、気持ちの安定や内面への気づきが得られた。また参加者は、周囲に思いやりや関心を向けることや日常生活上でも絵本を読むといった行動変容がみられた。
作成者 : 中藤 由佳美 | 佐々木 直美 発行日 : 2024-03-31