キーワードアップサイクル 部局
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2020年から開始されたブルー&グリーンアートプロジェクトBGAPは、地域における環境問題の課題解決について、海と陸を繋げて考える点に特徴がある。ここ数年はシンポジウムと展覧会を実施して、課題解決の議論とともに芸術文化を通じたプレゼンテーションを行う方法をとってきた。今回は着物のアップサイクルをテーマにした展覧会を実施し、併せて環境問題をテーマに創作活動をしている美術家、長坂真護の作品も展示した。作品とシンポジウムにおいて、長坂の環境と文化と経済の循環を目指すサステナブルキャピタリズムという考えに学ぶこともBGAP2024の目的であった。 本論は「服飾デザインを通じた地域創生と国際交流」をテーマとし、主にBGAP2024の活動の中で服飾デザインの領域から考察したものである。Ⅰ章は研究概要、Ⅱ章はBGAPの前身であるアグリアート・フェスティバルから今日までの服飾デザインの活動について、地域創生と国際交流の観点から検証した。長年、山口の地域資源を活用する国際的なワークショップを行ってきたが、今回はハワイ大学マウイカレッジとオンライワークショップを実施して、日本サイドと共に着物のアップサイクルを行った。 Ⅲ章では長坂真護の美術作品を含め、展覧会の服飾作品をコンセプトとともに紹介する。また原田裕作は工場廃棄物を、柏原エリナは海ごみを活用した服飾デザインをしており、それぞれが作品について検証した。今回の展覧会では国際交流として着物のアップサイクルを行った結果、制作するフェーズと展示して鑑賞するフェーズで、双方の考え方が見られ有意義であった。 以上のように地域創生と地域の課題解決に向け芸術文化活動としての服飾デザインの活動をしてきた。今後は小さな活動であるかもしれないが、経済へと少しでも循環させられるような活動をして行くことが目標である。
作成者 : 水谷 由美子 | 原田 裕作 | 柏原 エリナ 発行日 : 2025-03-31
本論は2020年から本年まで実施してきたブルー&グリーンアートプロジェクトについて、その前提となったアグリアート・フェスティバルにおける活動との関係を踏まえながら、SDGsにコミットしつつ、海と陸をつなげて地域活性化や地域における開発についての活動であるシンポジウムや作品展に焦点を当てたものである。 特に、2022年度に実施したシンポジウムなどに触発されて実施した作品展「海を巡るファッションの旅」における作品について考察を加えた。サステナブルデザインのために、日本の伝統的な服飾及び染織技法である裂織・つづれ、裂編、パッチワーク及び草木染めに取り組んだ。また、廃棄される前に厚生労働省から提供されたマスクやビーチクリーンで取得した漂着物である牡蠣パイプなどのアップサイクルを行なった。 海や陸の環境問題を自分の問題として来場者が感じられるように、裂織のワークショップも開催した。短い期間であったが、今後の活動への礎として表現者側への効果があったとともに、来場者への意識啓発に役立ったと言える。
作成者 : 水谷 由美子 | 山本 成美 | 原田 裕作 発行日 : 2023-03-31
作成者 : 水谷 由美子 | 田村 奈美 | 山本 成美 出版者 : 山口県立大学 発行日 : 2021-03-31