談話標識の特質 : 単独で用いられる談話標識を手がかりに
梅光学院大学論集 Volume 43
Page 43-54
published_at 2010-01-31
Title
談話標識の特質 : 単独で用いられる談話標識を手がかりに
Source Identifiers
Creator Keywords
談話標識
turn
相互作用性
文脈化
本論では談話標識はそれ自体で独立した発話の機能を持ちうることに注目し、単独で一つのturnとして用いられる談話標識を分析することによって、談話標識の特質を論じる。 談話標識は発話と文脈をつなぐ表現であるが、単に「つなぐ」こと以上の役割を担っている。特に会話においては、会話の本質である参与者の相互作用性に大きく貢献する。話し手は発話がなされる文脈を参照しながら談話標識を使用し、同時にあらたに文脈を構築していく。この文脈化の手がかりの一つが談話標識である。聞き手からすると、談話標識は話し手の意図を理解する際に重要な手がかりになる。
Languages
jpn
Resource Type
departmental bulletin paper
Publishers
梅光学院大学
Date Issued
2010-01-31
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Access Rights
open access
Relations
[ISSN]1882-0441