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Sonoda Junko


Implementation and Evaluation of a Food Education Experience Program Using the Three-Color Classification System for Food Groups for Children

山口県立大学学術情報 Volume 14 Page 37-42
published_at 2021-03-31
05.nursing_KATO.pdf
[fulltext] 3.75 MB
Title
児童を対象とした三色食品群を用いる食育体験プログラムの実施と評価
Implementation and Evaluation of a Food Education Experience Program Using the Three-Color Classification System for Food Groups for Children
Creators Kato Motoshi
Creators Kaneyasu Mayumi
Creators Kasamoto Miki
Creators Ueda Yuiko
Creators Shintani Kayo
Creators Sonoda Junko
Creators Nogi Akiko
Creators Tanaka Makiko
Source Identifiers
Creator Keywords
三色食品群 食育 児童 食育教材 栄養バランス Three-Color Classification System for Food Groups Food Education Children Food Education Teaching Materials Nutritional Balance
児童の生活の場の一つである放課後児童クラブと山口県立大学食育プログラム開発チームが連携して、食育体験プログラムを実施した。このプログラムでは、児童が三色食品群について知り、栄養バランスの良い食事を選択するきっかけを作ることを目標としている。本研究では、このプログラムの有効性について検討した。N市の放課後児童クラブに通う児童46名(小学1 - 5 年生)を解析対象者とした。食育体験プログラムは、三色食品群に関する劇・ブース活動・ふりかえりで構成した。ブース活動では、「食べ物カードをその働きごとに赤・黄・緑の三色に分ける」「3 つの献立例を見て、三色のうち足りない色を当てる」「料理カードから料理を選び、三色そろった食事を考える」の3 つの活動を行った。評価は、食育体験プログラム実施前後に行った児童アンケート調査を用いて行った。食べ物を各働きによって赤・黄・緑の三色食品群に分ける設問において、食べ物10個中の正解数(平均値)は、事前アンケート調査では6.2±2.1個であったのに対し、事後アンケート調査では7.7±2.0個となり、正解数が有意に増加した(p<0.001)。6 つの食事例の中から赤・黄・緑の三色そろった食事を選択する設問において、正解した児童の割合は、事前アンケート調査では30人(65.2%)であったのに対し、プログラム終了後の事後アンケート調査では41人(89.1%)となり、有意な増加を認めた(p<0.05)。以上、本食育体験プログラムを実施することにより、児童が三色食品群について知り、三色そろった栄養バランスの良い食事を選択するきっかけを作れたことから、食育の視点の一つである「食の自己管理能力を身に付ける」ことに寄与できたと推察された。
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 山口県立大学
Date Issued 2021-03-31
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]2189-4825