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IKEDA Yoko
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山陽小野田市立山口東京理科大学紀要 Issue 3
pp. 73 - 79
published_at 2020-03-31
山陽小野田市立山口東京理科大学紀要 Issue 1
pp. 67 - 72
published_at 2018-03-30
山陽小野田市立山口東京理科大学紀要 Issue 2
pp. 63 - 68
published_at 2019-03-29
Bulletin of Sanyo-Onoda City University Issue 5
pp. 37 - 48
published_at 2022-03-31
この論文では、障害に阻まれながらも目標を達成した2人の女性に焦点を当てる。その1人は実在の女性 Anne Innis Dagg博士(1933ー現在)で、もう1人はJane Austen作Persuasion (1818)の登場人物・Anne Elliotである。これら2人の女性が生きた時代や生活背景は異なるため、ここで論じる問題もそれぞれ異なるものであるが、女性だからこそ直面した 問題であるという点で共通している。また、2人にはあらゆる面で違いがあるが、目標達成に向けて努力を惜しまないこ と、強さを持ち合わせていることという共通点がある。周囲の人々の反応が、どのように彼女らに影響を与えたかを論じ つつ、各々が歩んだ道のりを辿る。その際、目標達成を励ますものを探るのみならず、彼女らを取り巻く社会の慣習にも目を向ける。これらの要素は、彼女達の行動や思考様式に、大きな影響を与えている。
本論文の目的は、女性達が目標達成のために行った弛まぬ努力を振り返ること、彼女達が前に進むことを阻んだもの を分析すること、そして、困難を克服する際に彼女達の支えとなったものを探ることである。ロールモデルがいることで、困難克服は、より容易になると考えられる。