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Kumojima Etsuroh


『トム・ジョウンズ』に於ける愛と結婚について(1)

下関市立大学論集 Volume 49 Issue 1 Page 51-66
published_at 2005-05
SC20049000104.pdf
[fulltext] 1.6 MB
Title
『トム・ジョウンズ』に於ける愛と結婚について(1)
Creators 雲島 悦郎
Source Identifiers
『トム・ジョウンズ』は愛と結婚の書だと言っても過言ではない。愛と結婚が出来事として語られるだけではなく,作者や登場人物達によって大いに論じられるのである。また、男女の愛は単に異性愛としてだけではなく,同胞愛と密接に絡めて論じられる。作品において同胞愛を実践する善人の典型は,地主オールワージーと,彼の用紙として育てられ,最後には彼の実の甥であることが判明する主人公トムである。反対に,自己愛しかなく,他者への愛を欠く人間がおり,その典型がオールワージーの妹ブリジェット(実はトムの母親)と結婚する(以下、略)
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 下関市立大学学会
Date Issued 2005-05
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]0387-5296