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溝口 希久生


A Study on the “Environment” of Life and Subject-Matter in Dewey’s Theory

東亜大学紀要 Volume 21 Page 13-26
published_at 2015-09
EA20021000002.pdf
[fulltext] 1.38 MB
Title
デューイの生活に関わる「環境」の捉え方と教材についての一考察
A Study on the “Environment” of Life and Subject-Matter in Dewey’s Theory
Creators Mizoguchi Kikuo
Source Identifiers
 本研究の目的は,デューイの生活に関わる「環境」について,いかなる諸相から成立しているのか,そして,それらの相と関連づけた教材で学習を進めていくには,いかなる教材を設定し,学習していけばよいのか明らかにすることである。
 その結果は,次のようにまとめられる。
「環境」には,まず,人間が相互作用する「自然的環境」という相が存在する。その進化・発展したところに「社会的環境」という相があり,人間は,「社会集団」と共有していく。そして,これらの相を媒介に人間が蓄積してきた文明や文化となる「文化的環境」という相を見出すことができる。人間は,この「環境」の諸相と相互作用し,連続することで,生活が営まれ,自己が更新されていく。
 「環境」の3つの相と関わる学習をする教材は,「活動的な仕事」を設定して,興味に導かれ,諸相の発展過程の経験と関連させながら,経験の実践面と知性面とを関わらせて,材料を構成することが重要である。それによって,子どもの経験や知識が再構築される。
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 東亜大学
Date Issued 2015-09
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]1348-8414