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実習生が指導担当教員に求めているものと達成感に関する一考察 : 教育実習終了学生のロールレタリングから

子ども未来学研究 Volume 15 Page 53-62
published_at 2020-12-27
Title
実習生が指導担当教員に求めているものと達成感に関する一考察 : 教育実習終了学生のロールレタリングから
Creators 田中 ミサ
Creators 空閑 ゆき子
Creators 古野 愛子
Source Identifiers
Creator Keywords
教育実習 実習生 指導担当教員 達成感 ロールレタリング
養成校で教員免許状を取得する学生の多くは、教育実習ではじめて教員の立場を経験する。学生達は、右往左往しながら実習で多くの経験から学びを得ている。そこで経験したことを教員イメージとしてもち、卒業後、幼稚園教諭として働く。短期大学の場合、実習後、短期間で卒業するため、実習中に実習指導者から的確な指導を受け、良質な経験をする事はとても大切なことである。また、実習で得た知識、経験を養成校に持ち帰り、事後指導を通してさらに学びを深め、自分の力に変えることも重要である。そこで本研究では、教育実習を通して、「学生が教育実習先の担当教員にどのようなことを求めていたか」、また「学生が教育実習を通して実際に学ぶことができた内容と、学生が学びたいと感じていたことが一致していたか」の2点に焦点をあて、学生から提出されたロールレタリングを通して、“達成感”というキーワードをもとに分析し、検証していくことにする。ロールレタリングとは、筆記療法の1つで、主に矯正教育分野で広く用いられている手法であり、交流分析を背景にゲシュタルト療法の「エンプティチェア技法」をあわせて創案された「役割交換往復書簡法」と呼ばれるものである。この技法は、学生の本音を引き出し振り返ることができるため、達成できた学びと自己課題に気付くことでその後の指導に有効であると考えたため、本研究において分析手法として採用した。
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 梅光学院大学子ども学部
Date Issued 2020-12-27
File Version Not Applicable (or Unknown)
Access Rights metadata only access
Relations
[ISSN]1881-7424