梅光学院大学論集

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梅光学院大学論集 Volume 47
published_at 2014-01-31

A Study on Moral Education(4) : Morality theory of Hannah Arendt

道徳教育考(4) : ハンナ・アーレントにおける道徳論
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2.72 MB
BGR0047000008.pdf
Descriptions
政治学者であるハンナ・アーレントは、「アイヒマン」裁判から、悪を行うのは一般の人間の問題であるとし「悪の凡庸さ」を説く。歯車の一つとして目的に無関心で命令通りに働く、思想性もなく思考もしない大衆の一人としてアイヒマンから、アーレントは現代社会における大衆の道徳について考察し、道徳とは社会の中で生きる個の問題であり、「思考すること」、「意志を持つこと」、「自分で判断すること」の大切さを述べる。
Creator Keywords
ハンナ・アーレント
大衆社会
道徳
思考
意志